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2009年1月 7日 (水)

BONNIE PINK 楽曲「ピアノバージョン」

BONNIEの楽曲の中で,ピアノ主体(※)のもの25曲をリストアップしてみた。

LIVEでは,他の楽曲をピアノアレンジしたものを披露してくれることもあるし,その逆もあるが,今回の音源はオリジナルのCDから。

※ ピアノメインの曲(★印),ピアノベースの曲(◆),主体ではないが微かに聞こえる曲(▲)

215746020ea0788c3a248110_l1thアルバム「Blue Jam」から

◆Curious Baby (Piano:中西康晴)

◆Too Young To Stop Loving (Piano:キハラ龍太郎)

★Maze of Love (Piano:KYON)

★オレンジ (Piano:キハラ龍太郎)

初期の頃は,ピアノを使っての作曲だったこともあり,ピアノの音でないにしても,面影が見えてくる曲調である。

013f46020ea008f796208110_l2thアルバム「Heaven's Kitchen」 から

◆Mad Afternoon (Piano演奏)

◆Melody (Piano演奏)

★Pendulum (GrandPiano演奏)

★Get In My Hair (Piano:IvanBakran)

この2thから,BONNIE PINK本人の演奏で収録されているものが登場する。

(Piano演奏)と書かれたものは,本人による演奏。以下,同様。

4d3b31e29fa077b2c2208110_l3thアルバム「evil and flowers」から

★Evil And Flowers (Grand Piano演奏)

★Quiet Life (Grand Piano演奏)

「ピアノバージョン」と銘打つだけあり,「Evil And Flowers」はBONNIEの声とPiano音だけの唯一の曲。絶品☆

「Quiet Life」もほとんどピアノソロと言っていいほど。素晴らしい☆

5e8b31e29fa0109aadf99110_lシングル「犬と月」から

◆good-bye (Wurlitzer演奏)

音としてはやや微妙だが,単調なピアノ的な音。

147831e29fa0b43477ba7110_l4thアルバム「Let Go」から

★過去と現実 (Piano演奏)

シングルカットされている曲だけあり,メロディの強いピアノ主体の曲。ベースとハイハットとの協調が絶妙☆

4th「Let Go」は,アコースティックの傾向がかなり強いアルバムだが,意外にもこの名曲が収められていた。

A5f7d0b28fa0a4f010629110_l5thアルバム「Just a Girl」から

◆SWEET (Piano:奥野心也)

★Building a Castle (Piano演奏)

◆Are You Sure ? (Piano:奥野心也)

★眠れない夜 (Piano演奏)

何と言っても「Building a Castle」でののびやかなBONNIEの声とピアノの澄み切った音。そして,そこにストリングスが入ってきて・・・。これはもう鳥肌もの☆私の最も好きなバラードと言ってもいいかもしれない。

「眠れない夜」はピアノ主体だが,ストリングスに加え,シンセサイザー,ギター,ベース,ドラムスのすべてが効いたとてもスケールの大きい仕上がり。その中にあって,BONNIEの歌声が切なく響く・・・。

ピアノの奥野氏は,「真哉」ではなく「心也」。

510k2qy7xal__ss500_6thアルバム「Present」から

◆Tonight, The Night (Piano演奏)

★Need You (Piano?:MattCooper)

◆Home (Piano:MattCooper)

★Rope Dancer (Piano演奏)

◆Over the Brown Bridge (Piano:MattCooper)

◆Passive-Progressivism (Piano:MattCooper)

◆Wildflower (Piano演奏)

この6th「Present」が,全作の中で最も多い7曲(12曲中)のピアノを取り入れたアルバム。

「Wildflower」はやや見つけにくいが,注意深く聞くと至る所で曲を支えているのがわかる。特に素敵な場所は,静かにBONNIEが歌う後半部分。BONNIEが弾いていると思われるピアノ音が聞こえてくる。ギターがメインの曲だと思っていただけに,新しい発見だった。

「Home」と「Passive-Progressivism」では,中盤以降,アルバムプロデューサーであるMattCooper氏の奏でるピアノ音が素晴らしい。とても神秘的で上品な仕上がりになっている。

「Rope Dancer」 この曲を最後に,最新の曲「CHAIN」まで,BONNIE自身が弾き語るピアノ中心の楽曲はなくなる。

「Over the Brown Bridge」では,ギターとピアノのコンビネーションがとても生きている。MattCooper氏は,ピアノをとてもうまく取り入れる作風なのだろうか。

初のロンドンレコーディングアルバムの6th。BONNIEは,2008年秋にもロンドンにしばらく滞在している。最近,共同プロデュースしているBurningChikenもいいが,このMattCooper氏は,BONNIEの潜在能力を上手く引き出すことのできるプロデューサーなのではないか,と思ってしまった。それくらい,ピアノの音が心地よい・・・。

4bf646020ea02478ee529110_l_2 7thアルバム「Even So」から

▲5 More Minutes (Daboli piano:JensLindgard)

▲The Answer ~ひとつになる時~ (Piano演奏)

▲1・2・3 (Piano演奏)

▲Last Kiss (Electric piano:MartinGjerstad)

▲Walk With You (Piano:JensLindgard)

▲人生ゲーム(Piano:JensLindGard)

初め,この7thアルバムには,ピアノは存在しないのではないかと思っていた。しかし,ピックアップしてびっくり。全アルバム中,2番目にピアノ音が多いではないか!(9thも6曲)

改めて聞いてみようと試みるが,とにかく様々な音が出てきていて,ピアノ音を探すのは容易ではない。特にエレキギターの音と重なる部分があるようで,聞き分けるのがとても難しい。

このアルバム内には,BONNIE本人が弾いている曲が2曲もある。大好きな曲「1・2・3」だけでもと思い・・・。大さび部分と後奏部分が聞き取りやすい。

一つ一つの曲のアレンジは,かなり力が注がれていることがよくわかった。私の最もお気に入りのこのアルバムは,音の演出が細部にまで行き渡ったメロディの強い曲群であった。

61wc9g045nl__ss500_ 8thアルバム「Golden Tears」から

▲So Wonderful (Piano:JensLindgard)

▲Paradiddle-free (Piano:MartinGjerstad)

▲日々草 (Piano演奏,Piano:MansMernsten)

エレクトリカルな印象の強いこの8thアルバムにも,7th同様にピアノが存在していたのには驚いた。

実際,よく聞いてみても,聞き分けるのは超難関。誇張されるところはないに等しい。楽曲全体を底上げするような用途で入ってきているのだろうか。

唯一,BONNIEが弾いているであろうピアノ音を感じることができた「日々草」のみ。

61lnshed6l__ss500_9thアルバム「Thinking Out Loud」から

▲Broken hearts, citylights and me just thinking out loud (Piano:JensLindgard)

▲Burning Inside (Piano:JensLindgard)

▲Lullaby (Piano:JensLindgard)

▲坂道 (Piano:JensLindgard)

★Water Me (Piano:奥野真哉)

▲Chances Are (Piano:MartinGjerstad)

この9thアルバムも6曲!アルバム内で5割を占めている。初めは,ドラマ「わたしたちの教科書」の主題歌でお馴染みの「Water Me」だけだと思っていた・・・。

「Broken~」や「坂道」は,跳ねるようなベースの音が際立っていて,まさか,この曲にピアノ音が存在していたのかと思ってしまう。

とても聞き分け辛いものばかりだが,「Burning Inside」や「Lullaby」は,意識して聞いていると分かりやすい。

大好きな「Chances Are」は,ギター弾き語りから始まる。そして,ストリングスが入ってきて,徐々に楽器数が増えていく構成。そうした中でピアノの音が美しく支えている曲であることが分かり,なるほどと思えた。

41wj76qfnl__ss500_ミニアルバム「CHAIN」から

★CHAIN -The Birth Cry- (Piano演奏)

前回ピックアップしてみた「BONNIEノリノリ最強ソング」とは趣向を変え,今回は,私の好きな音色である「ピアノ」の音を探した。

さすがに音にこだわりをもつBONNIE PINK。すべてのアルバムにピアノがちゃんと収められていた。

しかし,当初は,1th~6thまで確実に収められていたピアノバージョンが,7th「Even So」と8h「Golden Tears」で影を潜めたのではないかと思っていた。9th「Thinking Out Loud」で再び登場することになるが,それまでの間,なぜピアノの音が消えてしまったのだろう・・・とさえ考えた。

6thアルバム発表からこの間およそ4年。BONNIE PINKの作曲の原点である「ピアノ」を前面に押し出しての楽曲は,消えていきそうになっていた。海外ミュージシャンとのセッションにおいて,ピアノ色が消されていってしまうのだろうか。それともBONNIEが求めているのだろうか。

ギターが作曲の中心であること。そして,今,BONNIE PINKが目指している音楽に対し,私の関心も連鎖する。ただ,これまでのように,多彩な音楽を生み出して欲しい。その中に,「ピアノ」という美しい響きをもつ楽器が中心にある曲も,私は待っている。

そういう意味で,最新のミニアルバム「CHAIN」に,完成版だけでなく,「誕生版」が収められていたことは本当にうれしかった。

ピアノで作曲した「CHAIN」。プロモーションビデオでも自らピアノを弾き,その音をアピールしている。ただ,「CHAIN」として世に送り出されたのは,オーケストラバージョンで,ピアノの音は残されているものの,主役とは言えなくなってしまっている。

しかし,BONNIEは,この曲が生まれたばかりの状態である「CHAIN -The Birth Cry-」を,このミニアルバムに収録することにこだわってくれた。

最近のBONNIEの曲は,かなり凝った作りのものが多い気がする。とても格好いいし,みんな好きになる曲ばかりなのだが,楽器の音を生かした,もっとあっさりとした曲があってもいいように思う。

BONNIE PINKのこれからのこだわりは何だろう?

超・期待したい☆

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コメント

ともぞ~~さん、(゜-゜)こんにちはm(。_。;))m

記事・・・興味深く読ませていただきました。かなりの力作ですね!!これは!(ノ゜ρ゜)ノ まさかこんな観点からボニーの曲をレビューしようとは・・・・でもともぞ~さんはちょくちょく「ピアノの曲が好き」とおっしゃっていましたもんね~~。

どうやら記事の内容からするとご自分の耳で確かめながら記事を書いたんですね(・0・*)これもすごいと思います。ギターでもいえることですが「音を聞き分ける」っていうのはなかなか難しいことですよ(@o@)

おれとしては6thアルバム「Present」がもっともピアノが使われているっていうのが興味深かったです。なんかイメージとしては3rd「evil and flowers」がもっともピアノ主体だっておもっていたもので・・・・。あの「Present」全般に流れるえもいわれぬ「たゆたう様な雰囲気」ってピアノの影響がおおきのかもしれませんね~~。「Present」は一、二を争うくらい好きなアルバムなのでなんか新しい発見ができた感じです。

投稿: ディエン | 2009年1月 7日 (水) 22時30分

ともそーさん、こんばんはmoon3
すごい分析ですねsign01
特にeven soは、メロディーはかなりポップですが、サウンド的にはギターが前面に出た、結構ロックっぽいアルバムだと思っていたので、ピアノの音を探すと言う観点では聴いてなかったですねnotes

↑ディエンさんが言うように、これだけ前面に出ているギターでさえ、正確に聞き分けるのは難しいと思うので、なかなかピアノサウンドまで聞き取れませんねear

何度何度も聴いたBONNIEのアルバムも、また違う視点で楽しめそうですheart

ありがとうございますhappy01

投稿: yoshi | 2009年1月 9日 (金) 00時08分

ワォ! 2009年、ヤラレました。
ともぞーさんに、やられました!!
これ、凄いっすよ。 ・・・嗚呼、尊敬の眼差し。

とても読み応えあり、内容も素晴らしく・・・
なんだか、ボニーさんのアルバムを一作目から
確認しながら聞きたくなってしまいましたよ~(笑)

私も、もっと聞き込んで精進して
ボニピン魂を磨いていきたいとおもいます!

投稿: るあん | 2009年1月 9日 (金) 01時17分

ディエンさん。おはようございます☆

さすがにディエンさん。BONNIEのにおいをすぐにかぎつけられるとは・・・☆早速のコメントありがとうございます!

音楽性を語るのは,素人の私にはできないことなのですが,「自分の好きな音」という観点から,BONNIEをほじくってみたいな~と以前から思っていたのです。
ディエンさんのように,音楽的にレビューすることはできませんが,興味深く読んでいただけたのであれば,とてもうれしいです。

BONNIEを聴くとき,今まで私は,あの素敵な声と曲の生み出すBONNIEの感性を中心にしていましたので,正直,ピアノ主体がこれだけの数あったことには驚きです。
印象深いものとして,「Evil And Flowers」とか「Building a Castle」など,数曲しか私の中にはありませんでした。ピアノが好きと言っておきながら恥ずかしいのですが,全体的な雰囲気として今まで楽しんでいたのだろうなと,改めて自分の聴き方を見つめるきっかけになりました。

「Present」がピアノ収録No.1だということは,私も相当驚きました。ディエンさんは以前からこのアルバムがとても好きだとおっしゃっていましたので,そんなところを既に感じていらっしゃったのかな?なんて思ったりもしました。
それにしても,プロデューサーのMattCooper氏。私,ファンになってしまいそうです♪
そのくらい,彼とBONNIEの共演が素晴らしいなあと感じました☆

またいつか・・・期待したいです☆

投稿: ともぞー | 2009年1月10日 (土) 10時28分

yoshiさん。おはようございます☆

「分析」というには,ちょっと素人丸出しで恥ずかしいですが,自分としては,新しい発見が数多くあり,時間をかけてやってみた価値はあったと思っています。
yoshiさんにも「違った視点」という意味で提供できたのであれば,うれしいです。

「Even So」は,私がBONNIEと出会った最初のアルバムで,本当にすり切れるほど繰り返し聴いたアルバムでした。しかし,「ピアノ」という印象は,正直なかったです。
実際,この記事を書いてみようと作業に取りかかったときも,当初は,「このアルバムにはピアノ音はない」と思っていました。
だから,結果として,6曲も入っていたことにはとても驚きました。
そして,このアルバムは,前作までと違い,様々な音の演出があることが分かりました。ピアノ音を探しながら,いろいろな音と出会いましたよ。
だからこそ,メロディが強く感じられ,スケールの大きさを感じ,のめり込んでいったアルバムだったのかなあなんて考えもしました。

7thはピアノ主体とは言えないとは思いますが,もしも,ピアノが入っていなかったら・・・と思うと,こんな素敵なアルバムにはならないのではないかとさえ思うようになりましたよ。

改めて,BONNIEは素晴らしい~と思った次第です☆

投稿: ともぞー | 2009年1月10日 (土) 10時40分

るあんさん。おはようございます☆

いやあ~。。。
尊敬なんて言われると,穴の中に隠れたくなります(笑)
凄いなんて思ってもらえただけで,なんかこの記事を造ってみた価値があったなあなんて思いましたよ。
ありがとございます。

実はこの記事。
かなり前から,作ったみたいと思っていたものでした。ただ,お察しの通り,かなり労力を割く内容だったもので,簡単にUPできませんでした。
ただ,いざ始めてみると,これがまたおもしろく,記事をみてもらえるとおわかりだと思いますが,後になればなるほど,分量が増えていっています(笑)
やっているうちに,BONNIEの音楽にのめり込んでいく自分に変わってきました☆

何か視点を決めて音楽を聴いてみるというのもいいものですね~♪
BONNIEの曲を,今まででどれだけ聴いたか分からないくらい,普段から,何度もリピートしています。
それでも飽きるということを感じさせない曲群を生み出すBONNIEは,天才だなあなんて感じていますヨ☆
ますます磨きましょう~☆ ボニピン魂を♪

投稿: ともぞー | 2009年1月10日 (土) 11時23分

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